第1回目のコラム
5月8日
以前はごく普通のOL。結婚、そして出産を経て、子供から手が離れたので、もう一度社会に関わりたいと思った。この仕事を始めたきっかけは子供のことを考えて勤務時間など条件がよいことであった。
袋詰めの職人 | 武川栄子さん
破損しないこと、落とさないこと。
仕事内容は飲料水の24缶入りの箱あけて、6缶ごとビニールに袋詰めする作業だ。1箱ずつ丁寧にあけ、中に入っているアルミ缶を6缶に手際よくやらなければならない。アルミ缶は少しの衝撃でつぶれてしまう。
実際の作業をみているとその動作は無駄がなくそして、目にも留まらぬ速さである。どのくらい速いのか体験してみたくなり、少しだけお手伝いしたが、邪魔になるだけであった。
右手だけ・・・。
武川さんの「こだわり」はその右手にある。実は、右手にだけ手袋をしているのだ。そうすることでアルミ缶を破損させることなくすばやく袋詰めを行うことができるのだと思う。仕事に対し、常に工夫してゆこうという姿勢が良く見て取れたが。
上司は武川さんの仕事の速さだけでなく勤務態度や、作業時間の配分そして、他のスタッフに対する指導も含めて評価している。そのことを本人に伝えると本人は「ただ、なんとなくです・・・。」謙遜していた。
取材を終えて、その控えめさと仕事に対する「こだわりに」当日の天気と同様ある種のすがすがしさを感じた。